三杯の茶
2015-06-06
竹屋饅頭と一緒にお茶をお出しする時心がけている事があります。相手の気持ちになること。
豊臣秀吉が長浜城主だったころ、鷹狩りの帰りに立ち寄った寺で、茶を所望しました。そのとき寺の小坊主だった佐吉(のちの石田三成)が茶を入れたのですが、それを最初は飲みやすくぬるめに、次は少し熱め、最後は熱々の茶を出したそうです。喉の渇きに応じて茶の熱さを変えて出すという機転に感心した秀吉に才能を見出され、三成は取り立てられたそうです。相手の喜ぶようにして差し上げる事、難しいですね。
東城本店 女将