沙羅双樹(さらそうじゅ)の花
2016-06-23
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
奢れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛き人もついには滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ。
平家物語の始めの一節です。
初夏に白い可憐な花をつける沙羅双樹。この花の寿命はわずか1日。朝咲いて、夜落ちます。花全体が、そのまま落ちるので「ナツツバキ」と言うそうです。
このはかなさを表しているのでしょうか?
お茶のお稽古のお花でしたが、昔の記憶でどうにか「夢の如し」までは言えたのですが、保育所では、諳んじてみせた子どもさんがいらっしゃったとか…。
日本の古典は 素晴らしいですね!
東城本店 女将