母衣(ほろ)
2017-11-07
母衣とは本来、戦国時代の戦場において背後からの矢除けに用いられた武具でした。
それが東城では1719年の資料に、すでに現在のような装飾を施した形になった母衣が記録に残っているそうです。このような形状のものは珍しいそうです。
母衣には大・中・小の大きさがあり、大きいものは中学生が、小さいものは小学生がかついで歩きます。お通りにおいて、母衣はその華やかさから中心的な存在です。
今年は4日だったので、いつもの年の倍の応募があったそうで、初めて母衣を担ぐ子供さんの姿が微笑ましく、また逞しく見えました。
2019年には、母衣誕生300年になりますね!これからも大切に保存して、受け継いでいきたいと思います。
東城本店 女将
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