空蝉(うつせみ)

2016-09-06

IMG_4458蝉時雨が遠くに聞こえ、夏の終わりを告げているようです。
『空蝉』とは、セミの抜け殻のこと。
『源氏物語』五十四帖の巻の一つ。第三帖『空蝉』
「その夜、空蝉の閨に忍び入る人の気配がします。覚えのある香です。源氏に気付いた空蝉は、音も立てずに小袿一枚残し、そっと抜け出してゆくのでした」
香といえば、松栄堂の『うつ蝉香』が一番のお気に入りで、いつも衣装タンスにしのばせています。月が美しくなる季節、『源氏物語』もいとおかしですね🌙

東城本店 女将

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